ひなめも

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【Minecraft 1.16.4】核分裂炉のお話【Mekanism MOD】

こんにちは。雛菊です。

今回はMinecraft Java Edition 1.16.4(以下マイクラ)での核分裂炉の建築についてのお話です。

 

■目的別スキップ用リンク■

  1. インストール
  2. 材料集め
  3. 精錬工場
  4. 核分裂炉の建築
  5. 蒸気タービンの建築
  6. 運用
  7. メルトダウン
  8. トライアンドエラー用Tips
  9. 初めて建てる人向けアドバイス

 

■インストール■

 

最近は便利なもので、MODを入れるためのMODなるものが存在しているのですね。

まず最初に、MinecraftForgeというMODをインストールします。

Forge自体は様々なゲームにMODを提供する、開発者向けのSDKといったところです。

Forgeの書式に則ってMODを作っておけば、利用者も増えるし利便性も高くなります。

 

 

Forgeのダウンロードの際に、インストーラか手動導入かを選べますが、Windowsでの導入であればよほどの理由がない限りインストーラで問題ないでしょう。

jar形式のインストールは、基本的にはダブルクリックで大丈夫ですが、jar形式が他のソフトと競合している場合は(主に.zipの解凍ソフト)、「右クリック>アプリケーションから開く>Javaなんたら(バージョン) 」でインストールできます。

 

Forgeはなるべく最新の状態を保ちましょう。

下位互換もあり、MODによっては特定のバージョン以上を要求してくることがあります。

MOD導入後の初回起動時にエラーが出る場合は、要求されているバージョン以上が入っているか確認してみましょう。

 

Forge導入後、初回起動して、問題なく新規ワールドが作成できたら、とりあえずそのワールドは削除してしまいましょう(これから入る要素がないのでもったいないです)。

もしかしたら既に入れている他のMODとの競合が考えられます。その場合は競合しているMODを一旦別の場所に移動するなどしてトライしてみましょう。

ForgeがアイテムIDなどを自動で調整してくれることがあります。

 

Forgeの導入が済んだら、お待ちかねのMekanism MODの導入です。

MechanismでもMekanicでもなく「Me"K"anism」なのでスペルミスに注意しましょう。

 

このMODは3つのファイルで構成されています。

まず基本となる「Mekanism」、ツール類を追加する「Mekanismtools」、そして大規模発電を可能にする「mekanismgenerators」です。

基本的には全部使います。Forgeの起動に成功すれば、マイクラのデータフォルダにMOD導入用のフォルダができています。

例:(C:\Users\(ユーザー名)\Appdate\Roming\.minecraft\.mods)

ここに3つとも放り込んでしまいましょう。

 

他に入れるMODがなければこのまま初回起動してしまいます。

ちなみにオススメは、レシピの検索や逆引きができる「Just Enough Items (通称:JEI) 」というMODを入れておくと、どうしても作り方がわからないときにWeb検索しなくてよくなります。

 

他に特にMODを使っていなければ、このまま進みます。

事故防止のためにプロファイルとデータフォルダを分けたい場合は、ランチャーのメニューから設定しておきましょう。

高度な設定を触る余裕があれば、メモリを多めに確保しておくといいかもしれません。

起動に失敗した際は、エラーメッセージをよく読んで、競合しているMODや前提MOD、要求されているMinecraftのバージョンなどの調整を行ってください。

 

■材料集め■

まずは「デジタルマイナー」と呼ばれる機械を作りましょう。採掘が楽になります。

デメリットとして、地中に空間が発生するので、湧き潰しに優れた「Torchmaster」MODあたりを並列で導入してしまうといいでしょう。

 

前提として、以下の機械が要求されます。

  • クラフト台(通常)
  • かまど(通常)
  • 精錬かまど(電気かまど(Energized Smelter)か、通常のBlast FurnaceでもOK)
  • 火力発電機(※燃費がすごく悪いので、可能ならさっさと別の発電機にアップグレードしましょう。オススメは風力かバイオ発電機)
  • 冶金注入器(Metallugic Infuser) ※3台ほど欲しい。理由は後述
  • 濃縮チャンバー(Enrichment Chamber)

 

まず、電気を作りましょう。

最初は火力でいいんですが、燃費の悪さに愕然とすると思います。

とりあえず燃料のいらない風力発電か、燃料の安いバイオ発電機を作りましょう。

電気の代わりにレッドストーンを代替で使うこともできますが、これも非常に燃費が悪くおすすめできません。

 

何故最初が火力発電機なのか?という点ですが、他の発電機には後述の「まるいの」「しかくいの」を要求されます。

これらを作るために冶金注入器を動かす必要があります。そのための火力と割り切ったほうが早いです。

 

まずは、濃縮チャンバーで冶金注入機用の素材を確保します。

とりあえずレッドストーンとダイヤ、黒曜石を圧縮します。

ダイヤ以降の素材は高いので、必要なだけ作るようにしましょう。

黒曜石は一度下記の冶金注入器に入れたあとでもう一度圧縮する必要があります。

 

冶金注入器に、先程の圧縮素材を入れます。圧縮素材を対象物に混ぜ込む機械ですね。

ここで「まるいの」「しかくいの」をたくさん作ります。

  • 鉄+圧縮レッドストーン→赤いまるいの(Enriched Alloy)
  • 赤いまるいの→圧縮ダイヤ→青いまるいの(Reinforced Alloy)
  • オスミウム+圧縮レッドストーン→緑のしかくいの(Basic control cercuit)
  • 粉末黒曜石+圧縮ダイヤ→精製黒曜石の粉(Refineedobusidian dust)濃縮チャンバーへ入れると圧縮精製黒曜石ができます
  • 青いまるいの+圧縮精製黒曜石→紫のまるいの

この3つはとにかく死ぬほど使うので、レシピを覚えてしまいましょう。

いくら合っても足りないので、とりあえずは最低限の確保でいいです。

 

問題は、使いきれなかった素材は「Dump」で廃棄できるのですが、ダイヤとかを廃棄するのは流石にもったいないので、各圧縮素材ごとに別の機械を作ったほうがお得です。

なお、現在使用していない機械については、インターフェース右下部にあるスイッチを操作することで、電力消費を抑えることができます。

また、「機械が動いてくれない!」といったトラブルの際にも、このスイッチは必ず確認するようにしましょう。私はこれで3日ロスしました───。

 

 

さておき。

素材も揃ってきたので、デジタルマイナーの作成に取り掛かります。

ここまでたどり着いた人なら多分難しいことはないと思いますので、具体的なレシピとかは他で見てください。

とりあえず必要なのは、

です。

鋼鉄は鉄を電気かまどかBlast Furnaceで焼くことで作れます。

(気が向いたら累計必要数を計算しておきますが、とにかくたくさんです)

 

決して安いとは言えないのですが、今後のために是非作っておきたいところです。

特にダイヤに関しては先にエンチャントを……という気持ちになりますが、なくてもなんとかなります。

むしろ私は砂のほうが大変だった(生まれ落ちた場所が悪かった)

 

デジタルマイナーは、特に工夫しなくてもいいといえばいいのですが、フィルタの設定の仕方を覚えると楽になります。

特に序盤に不足しがちなオスミウムを狙って掘るのに必要な作業です。

具体的には、一旦「SilkTouch」オプションを有効にして、各種原石を入手します。

(ダイヤなんかはFortuneエンチャントを考えると常時原石でもいいかもしれない)

原石を入手したら、「Filter」の編集をします。

基本的には、登録された素材を狙って掘る機能です。

逆に、「Invert」の設定をすることで「設定した項目以外」を掘ることができます。

この2つを使い分けることで、余計な手間を省略できます。

特に後々重要になる蛍石(Fluolite)は、SilkTouchのほうがかさばらなくていいかもしれません。

(デフォルトだとラピスラズリ並みの増え方をする上に圧縮できないので)

 

 

 

さて、資材と気力が十分に揃ったら、念願の核分裂炉建築に取り掛かります。

とにかく鉄を死ぬほど食うので、かまどは多数並列で、常時動いてるくらいで丁度いいです。

 

核分裂炉を作る上で重要になってくる素材が「鉛(Lead)」です。

今まで全く役に立たなかったくせに、いざとなると死ぬほど必要になるという厄介者です。

しかも存在確率が金と同じくらい。やってられませんね。

 

核分裂炉の建築には場所選びも重要です。

初見では絶対に「やらかす」と思ったほうがいいです。

原子炉ごと消し飛んでも問題ない場所にしましょう。

また、爆発すると周囲に深刻な継続ダメージをもたらします。私はこれで羊を全滅させました。

とにかく拠点からは遠い場所にしましょう。送電?後で考えましょう。まずは運用に慣れるところからです。

 

 

■精錬工場■

どんな発電機であっても、燃料がなければ動きません。

なので、資材集めの際についでに集まっているであろうウラニウムを核燃料に変換する施設を作ります。

 

  • まずは何がなくても硫酸

とにかく大量に使う上に、精製に時間がかかる、核燃料継続精製のボトルネックです。

まっ先にこの施設を建てましょう。

 

硫酸=三酸化硫黄+水蒸気

 

ここで私が引っかかっていたポイントを一つ。

このMOD、「Steam」と「Water Vapor」は別アイテムです

 

Steamは各種加熱炉から、Water Vaperは「回転式流体凝縮器」で作ることができます。

さまざまなブログで一律に「水蒸気」と説明されていますが、必要なのは「Water Vapor」のほうです。

このためにボイラーを作ったり装置をいじったりと、色々と回り道をしました。

わかるかそんなん。みんなは気をつけてね。

 

 

硫黄はクリーパーが落とす火薬から生成できます。

精製には塩が必要です。大変ですね。

 

しかし「MapperBase」というMODがあれば、瀝青炭からも硫黄が取れます。

こっちはめっちゃ量産が効く上に、触媒も必要ありません。

なおかつ瀝青炭には道路を舗装する以外の用途がありません。使い放題です。

みんなにはないしょだよ。

 

まずは硫黄を化学酸化機(Chemical Oxidizer)で二酸化硫黄にします。

環境問題とかで言われるSOx(この場合はSO2ですね)です。

特に酸素を用意する必要はありません。大気中から賄われます(多分)。

生産物は気体なのでケミカルタンクを用意しましょう。

 

さて、もう1段階。

二酸化硫黄、SO2(Surfur Dioxied)を三酸化硫黄、SO3(Surfur Trioxide)にします。

化学混成機(Chemical Infuser)で気体酸素と混合する必要があります。

気体酸素は水の電気分解(Electorolytic Separator)で得られます。

 

これを化学混成機(Chemical Infuser)で硫酸(Surfuric Asid)にします。

ここで先述のWater Vaporが必要になります。Steamで引っかかってる人には朗報です。

何度も言いますが「Steam」と「Water Vapor」は別アイテムです。

同じModで追加される気体なのに、なんでだ。

 

そうそう、硫酸は気体で出力されます。なんでだろう?

回転式流体凝縮器でも液化できませんでした。

 

 

  • 鉱石を気化してみよう

 

硫酸ができたら、蛍石(Fluorite)を溶かします。

化学溶解機(Chemical Dissolution Chamber)を使います。

そろそろ機械の名前が覚えられなくなってきましたが、要は固体と気体が入るやつです。

結晶を気化する装置なので、気体は多分硫酸しか入らないのではないかと。

フッ化水素酸(Hydrofluoric Asid)という気体が出力されます。

 

さてAパートここまで。

いかがでしたか?しんどいですか?残念ながら、同じくらいのボリュームのBパートがあります。

 

 

 

まずはウラニウムインゴットを濃縮チャンバーで中間材料であるYellow Cakeと呼ばれる物質にします。

間違えて粉砕機(Crusher)で粉にしてしまった場合は焼けば直ります。

というか何度か粉にしました。誰もが通る道だよね?

 

で、Yellow Cakeを化学酸化機(Chemical Oxidizer)にかけて酸化ウラン(Uranium Oxide)にします。

気体なのでケミカルタンクか、Pressurized Tubeで直接次の機械に送ってもいいでしょう。

機械の扱いに慣れてきたならば、隣接させてダイレクトに送ることもできます。

 

 

  • 核燃料の精製

ここまできたら完成まであと一息。

さきほど作ったフッ化水素酸(Hydrofluoric Asid)と、酸化ウラン(Uranium Oxide)を化学混成機(Chemical Infuser)で混ぜて六フッ化ウラン(Uranium HexaFluoride)にします。

この六フッ化ウランを最終工程である同位体遠心分離機(Isotopic Centrifuge)にかけます。

馴染みのない機械ですが、核燃料であるウランの同位体であるウラン235と、安定した同位体であるウラン238を重さで分けてしまおうという機械ですね。

これで核分裂燃料(fissile fuel)の完成です。

 

燃料を核分裂炉に持続的に供給するためには、これらを一つのプラントとして建造するのが好ましいです。

メルトダウンに巻き込まれないように、黒曜石の隔壁を作ると良いでしょう。

私は硫酸の入ったタンクを消し飛ばしました(反省)。

 

あと、Creativeで作業する場合、うっかりブロック破壊で中身全ロストもあり得るので、特に必要がなければできるだけSurvivalで作業することをおすすめします。

 

 

核分裂炉の建築■

 

上記のプラントを建てて、燃料を生成している間に、炉の本体に取り掛かりましょう。

建築する場所は、チャンクをまたがないようにすると良いらしいです。

チャンクが何かわからない場合は気にしなくていいかと。

座標がわかれば、それを16で割った値がチャンクの境界です。

デバッグ画面(F3)で確認してもいいでしょう。

 

炉本体のサイズは最小の5×5×5(内部空間27)から建てられます。

この大きさでも十分やばい爆発を起こしうるので注意しましょう。

(TNT追加系MODが可愛く見えるレベル)

この時の内部空間の体積によって、炉の効率が変動します。

 

なお、炉自体はあくまで冷却水を沸騰させるためだけのものなので、別途タービンが必要となります。

優先順位的には最後ですが、タービンを接続せずに炉に火を入れると今度は水蒸気圧が上がりすぎて爆発を起こすのでやっぱり注意しましょう。

緊急用ガス抜きバルブなんてものは存在していません。NO MORE 放射能

 

 

なので、タービンと併設すること、爆発した場合の被害を避けること、チャンクをまたがないこと、あたりが適した地形です。

塩水プラントが必要な場合は更に水場がある場所がいいでしょう。

私はバケツで人工池を作りました。

いずれにせよ、冷却水の確保は必要なので、天然か人工かは問わず水場は必要です。

 

 

 

 

※執筆中 長くなってきたので一旦休憩します(という名の放置)